前回紹介したＡＮＡの提携会社。航空会社からスーパー、コンビニなどでも現金代わりに使えるポイントサービスまで多岐に渡っています。
マイルが貯まったら、ぜひ受けてみたいサービスをいくつか見てみましょう。
ＡＮＡの10,000マイル、ポイントサービスにどう変える？
３年というＡＮＡマイレージクラブの有効期限を考えたときに、10,000マイルという数値は、提携会社のなかでもポイントサービスの利用を考える、大きな後押しとなる目標値です。
前回も紹介しましたように、提携ポイントサービスの多くが10,000マイルからの交換を基準としています。 また、ポイントサービスへの交換には「ＡＮＡファミリーマイル」（クレジット付ＡＮＡカードを所有の人に対するマイル合算制度）は利用できません。
利用しようとするＡＮＡマイレージクラブ会員本人のマイル口座に有効なマイルが10,000マイル以上あること、交換先のポイントサービスに申し込み済みであることなどが条件になります。
楽天EdyはＡＮＡマイレージクラブにおいての積算・交換利用の歴史が古く、最も結びつきが強い電子マネーのポイントサービスです。今回はこの楽天Edyへの交換を中心に紹介していきます。
マイル残高が10,000マイル以上あれば、楽天Edyへの特典交換ができます。交換手続きは、ＡＮＡ公式サイトからパソコンで行うか、空港の自動チェックイン機で行うことができます。
パソコンで行うときは、会員ページにログインし、「マイル」→「ポイント交換」→「提携パートナー一覧」の中の「電子マネー 楽天Edy」→「『電子マネー 楽天Edy』に交換する」→「インターネットで交換を申し込む」を順番にクリックして進みます。
次に、交換先の楽天Edyを選びますが、交換先が２種類以上（プラスチックカードとおサイフケータイなど）がある場合は、希望する交換先を選択できます。
実は、インターネット上での交換手続きが済んでも安心できません。楽天Edyをマイルから交換しても、実際の決済ができるようにするには「受け取り」が必要です。「受け取り」は、空港かコンビニ、カードリーダー「パソリ」で行います。なお、交換してから60日を過ぎると受け取れなくなるので忘れないようにしましょう。
受け取りが済めば、楽天Edyが使える空港の売店やお近くのスーパー、コンビニなどで使うことができます。
フライトサービスを受けてみよう
ＡＮＡには、航空会社にもたくさんの提携会社があります。航空会社連合であるスターアライアンス加盟会社を中心に、アライアンス以外の個別の提携会社も10社ほどあり、日本発着以外の路線も豊富です。
提携会社は必要マイル数こそ各社で異なるものの、ＡＮＡマイレージクラブのマイルで特典利用ができます。
特に、スターアライアンス加盟の提携会社は、一社を利用した単純往復だけでなく、複数の就航都市・複数の航空会社を使っての特典旅行が可能で、自由度がグンと広がるのがいいですね。また、一部を除き、ＡＮＡ公式サイト上で特典申し込みができるのも便利です。
ここからは、「たくさんの航空会社があって迷う」という方のために、いくつかオススメの提携航空会社を紹介したいと思います。
まず、シンガポール航空。スターアライアンス加盟の航空会社です。名前のとおり、東南アジアの自由貿易都市シンガポールを拠点にした航空会社で、日本では羽田・成田・関空・名古屋・福岡に就航しています。
このシンガポール航空は、利用客の評判が高いのがオススメの理由です。日本の旅行サイトだけでなく、海外の航空関係サイトでもサービスや機材に対する評価が高く、「航空会社ランキング」という内容を見てみると必ずと言っていいほどトップ５にランクインしている会社です。
次に、ユナイテッド航空もオススメの航空会社です。ドイツのルフトハンザ航空とともにスターアライアンスの中核をなす航空会社とも言われるとおり、アメリカを拠点にした、世界有数の大規模な航空会社です。
ユナイテッド航空は保有機材の多さと就航都市の数が世界一と言われています。アメリカの航空会社なので、北米への旅行はもちろん、より日本に近いグアムやハワイへも、「乗務員にはさほど日本語による手厚いサポートがなくても大丈夫」という旅行客を中心に人気の航空会社です。
意外な点ですが、ユナイテッド航空は機内サービスのコーヒーにこだわりを持っていて、スター・バックス・コーヒーや、アメリカでは有名なコーヒーチェーンである「Freshbrew Journeys Coffee」、それから「イリー」などのコーヒーブランドを採用しています。
まとめ
身近な電子マネーから世界の航空会社まで、ＡＮＡマイレージクラブの提携会社はバラエティにあふれています。利用条件に注意して、ぜひ一度体験してみてくださいね。
