「ANAマイレージクラブで貯めたマイルはANAのフライトで使う。」シンプルなマイルの使い道ではありますが、「隠れたコツや方法はないの?」と思う方も多いでしょう。

実際に、ANAにはフライトはもちろん、その他にも提携会社が多くあります。
早速ご紹介しましょう。

ワールドワイドな旅行を。提携航空会社も利用しよう!
海外旅行に行くとき、航空会社をどうするか。マイルを貯めている人なら、一度は考えたことがありますよね。

ANAのマイルを貯めているならANAのフライトを利用し、もっともっと貯めていきたい、そう思うのは当然ですが、これまで見てきたように提携航空会社のマイルを積算するには、コードシェアをしているかどうかや予約クラスによる加算率の違いなど、気を配る点がいくつかあります。

それならばいっそのこと、提携航空会社はマイルを利用するだけにとどめてみるというのはどうでしょうか?

ANAには、加盟している航空会社連合であるスターアライアンスを中心に30社を超える提携航空会社があります。アジアを中心にANAと就航地が同じでコードシェアをしている路線もありますが、まったく路線が競合しない航空会社も多くあります。

そのような航空会社の路線に、マイルを使って乗れると考えるだけでもワクワクしてきませんか?

2017年4月現在で、ANAのマイルを使って特典航空券を利用できる提携航空会社は、以下のとおりです。

[スターアライアンス]
アドリア航空、 エーゲ航空、エアカナダ、中国国際航空、エアインディア、ニュージーランド航空、アシアナ航空、オーストリア航空、アビアンカ航空、アビアンカ・ブラジル航空、ブリュッセル航空、コパ航空、クロアチア航空、エジプト航空、エチオピア航空、エバー航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザドイツ航空、スカンジナビア航空、シンセン航空、シンガポール航空、南アフリカ航空、スイス インターナショナル エア ラインズ、TAPポルトガル航空、タイ国際航空、ターキッシュ エアラインズ、ユナイテッド航空

[個別提携]
エアドロミティ、マカオ航空、エティハド航空、ユーロウィングス、ガルーダ・インドネシア航空、ジャーマンウィングス、ハワイアン航空、ジェットエアウェイズ、フィリピン航空、ヴァージンアトランティック、ベトナム航空

提携航空会社についての最新情報は、ANA公式サイト(http://www.ana.co.jp/amc/reference/tukau/award/tk/usage.html)を参考にしてください。提携開始や提携終了になっている場合があります。

フライト以外の提携会社でも使える!
ANAには、航空会社以外にもたくさんの提携会社があります。高級ホテルチェーンやレストラン、レンタカー(ニッポンレンタカー)などANAでの旅行と組み合わせやすいパートナーをはじめ、電子マネーなどへの交換にもANAのマイルが使えます。

高級ホテルの提携パートナーには、ザ・ペニンシュラホテルやシャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ、ザ・リッツ・カールトン沖縄、ウェスティンナゴヤキャッスルなどがあります。
交換に必要なマイルのめやすとしては、20,000マイルから60,000マイルです。

一方、「10,000マイル程度なら交換できる」と考えている人に最適なのが、電子マネーを始めとしたポイント交換です。

羽田空港でも使える楽天Edyを筆頭に、楽天スーパーポイント、Tポイント、nanacoポイント、ヤマダポイント、スターバックス カード、μstarポイント(名鉄ミューズカード)、iTunesギフトコード、TOKYU POINT、PiTaPaショップdeポイント、マツモトキヨシ現金ポイント、メトロポイント(東京メトロ)、「iD バリュー」、Suica(チャージ)、JRタワースクエアポイント、JQポイント(SUGOCA)、セブンカードポイント、タカシマヤポイント、Suicaポイント、カエトクマネー、はやかけんポイント、ICい~カード電子マネー(伊予鉄道)、京成カード(京成グループポイント)、エムアイポイント、京急プレミアポイントがあります。

ポイント交換で気を付けたいことは、マイルで交換可能なポイントの多くはクレジットカードのポイント交換先であり、そのクレジットカードを持っている人だけが交換できる場合があるということです。

例えば、Suicaに交換できるのはANA VISA Suicaカードの会員に限られますし、メトロポイントに交換できるのはTokyo Metro To Me CARDを持っている人だけ―という具合です。

つまり、提携カード会員限定の交換で自分がそのカードを持っていない場合は交換できないのです。せっかく貯めたマイルがムダにならないような使い道を、早めに考えておくとよいですね。

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