ANAマイレージクラブに入会すると、積算するための口座が開かれ、フライトや提携サービスの利用をするたびにマイルが積算されていきます。 

月に一度は是非ともチェック!マイル口座を確認する方法
ANAマイレージクラブのマイル数を確認するには、インターネットサイトか、スマートフォンのアプリがおすすめです。

マイル口座の詳細をチェックすると、加算漏れがないかどうかも早く気づくことができますし、何よりマイルを貯めていく楽しみが広がることに間違いはありません。

ここでは、インターネットサイト(パソコン用サイト「ANA SKY WEB」)でのマイル口座の見方を紹介します。

ANAの公式サイトトップ(https://www.ana.co.jp/)でログインし、「マイル残高」で表示される「マイル数」の数字をクリックすると、ANAマイレージクラブの会員ページ、「マイル口座残高照会」の画面になります。

マイル口座残高照会を見て、注目すべきポイントは、

  • 積算もれがないか
  • 有効期限はいつか

ということです。 

しかし、「マイルの積算日がサービスの利用当日」ということはほぼありません。つまり、数日から数週間のタイムラグがあるということです。

私の経験上、一番マイル残高への反映が早いのは予約・搭乗時に「ANAマイレージクラブ」のお客様番号を提示したうえで、ANA国内線に搭乗したときです。早ければ翌日、遅くても2,3日中に口座残高が更新されています。

ただし、先に更新されるのは会員メニューの中の口座詳細ページではなく、ログイン後のトップページなので、反映されていないからといって、「加算漏れでは?」と慌てないようにしましょう。

カードの提示が面倒?それならマイルの積算を自動化しよう
今までの記事では、「ANAマイレージクラブカード」を入力したり、提示したりすることでマイルを積算し、それを後日確認するという方法を紹介してきました。しかし「毎回提示するのは面倒」という方や、「マイル積算対象のサービスとは知らなかった」という場合もあるでしょう。

そこで、マイルが自動的に貯まっていく方法について紹介したいと思います。

その一つが、ANAカード(クレジット機能付き)の決済金額を自動移行する方法です。ANAカード(クレジット機能付き)であれば、大部分のカードで毎回手続きをしなくても、カード会社のポイントをANAマイレージクラブのマイルに自動的に移行することができます。

例を見てみましょう。ANA一般カードで説明します。
ANA一般カードのうち、VISAカード、MASTERカード、JCBカードはクレジットポイントからマイルへの換算率が同じで、移行手数料が有料と無料の2つのコースがあります。

移行手数料が有料のコースはカード決済金額1,000円あたりクレジットポイントが1ポイント付き、それがANAマイレージクラブの10マイルになります。

一方、移行手数料が無料のコースはカード決済金額1,000円あたりのクレジットポイントは1ポイントで変わりありませんが、ANAマイレージクラブのマイルは5マイルとなります。

上記で分かるように、移行のために追加で料金を支払うかどうかにより、マイルへの換算率には2倍の差が出てきます。しっかりマイルを貯めていきたいのであれば、ぜひとも有料コースを選ぶのが良いでしょう。

移行手数料は、VISAカード、MASTERカード、JCBカードとも暦年(12ヶ月)ごとの支払いとなっていますので、多額を決済する予定があると事前に分かっている年だけでも有料コースを選べば、マイル残高が目に見えて違ってきます。

ただし、気を付けなければいけないのは、移行手数料の有料・無料にかかわらず、加入しているクレジットカードの種類によっては、マイルへの移行が自動ではなく、交換手続きが毎回必要なものもあるということです。

「自動的にクレジットポイントからマイルに移行できたほうが、交換忘れがなく便利」、と思う方のほうが多いと思いますし、実際ラクにマイルが貯まっていくので、上記の例では自動移行できるANAカードを紹介しましたが、マイルへ移行したい都度手続きをするタイプのカードにも、利点はあります。

それは、ANAマイレージクラブのマイルの有効期限です。マイルの有効期限は以前の記事でも何度か紹介しましたが、マイルが積算されてから3年後です。

クレジットポイントをマイルに自動移行するコースは決済額さえあれば、毎月マイルに交換されますので、3年以上継続してマイルに交換しているのに特典を利用しないままでいると、毎月失効していくことにもなりかねません。都度交換であれば、有効期限にかからない様に調整することができるのです。

もっとも、マイルを貯める目的はマイル特典の利用だということを考えれば、自動移行のほうが目標マイルに到達したときにすぐ使いやすいので、やはりオススメなのです。

 

Photo credit: lasta29 via Foter.com / CC BY