このサイトでは何度か紹介していますが、ANAマイレージクラブに加入すると「お客様番号」をゲットできます。このお客様番号は一人ひとり固有のもので、加入後、その番号ごとに、積算されたマイルを貯めておくことのできる「マイル口座」が開かれます。

マイル口座の確認と利用
マイル口座の見方は、とてもカンタンです。

ANAの公式サイト(https://www.ana.co.jp/)の上の方に、マイル口座へのログインページがあります。ログイン用入力ボックスに、「ANAマイレージクラブお客様番号」と「Webパスワード」を入力します。(初めてログインするときは、パソコンからWebパスワードの登録が必要です。)

ログインに成功すると、マイページが表示されます。ここに「マイル残高」というタブがありますので、その数字を確認してください。それが現在の「マイル数」です。

搭乗実績やサービスによって積算されたマイル数が、ここに記されています。

このように、会員マイページにログインさえできれば、マイル口座を確認するのはとてもカンタンだということがお分かりいただけたと思います。

特典への交換、マイル数が少ないと交換できない?
いままでの記事の中で、ANAマイレージクラブでの交換方法についても、いくつか紹介してきました。

ANA便のフライト、つまり特典航空券に交換しようとする場合には、マイルが減額されるキャンペーンなどがなければ最低でも5000マイル必要であることもお伝えしましたので、中には「せっかくマイル口座を確認しても、なかなか特典への交換はできないのでは?」という疑問を持たれている方もいるのではないかと思います。

確かに、昔は特典交換に必要な最低マイル数が多く、特典に交換できないまま失効してしまうということもありましたが、現在は、なんと1マイルから特典交換ができるようになっています。

その1マイルで交換できる特典とは「ANA SKY コイン」、そして「ANAショッピング A-style」で使える「ANAショッピングポイント」の2種類です。どちらも、1マイル=1円分として交換できます。

「ANA SKY コイン」とは、ANAの公式サイトで航空券や旅行商品の支払いに使える電子クーポンのことです。マイルからは1コイン単位で交換できますが、実際の支払いに使うときは最低でも10コイン(10円分)必要です。

「ANA SKY コイン」が使えるのはANAの公式サイトでの商品のみです。こう書くと航空チケットのみの扱いだと思われがちですが、「ANAスカイホリデー」、「ANAハローツアー」、「ANAの旅作」、これらの旅行商品にも使えます。

1マイルから交換できて、10円分から無駄なく使えるので、非常に便利な「ANA SKY コイン」ですが、店頭や空港カウンター、電話での取り扱いはないので、注意が必要です。

次に「ANAショッピングポイント」についてですが、これは、ANAのオリジナル商品なども含んだANA公式サイトのショッピングモール「ANAショッピング A-style」(https://www.astyle.jp/top/CSfTop.jsp)でマイルを交換して使えるポイントです。

「ANAショッピング A-style」の利用には、「ANAマイレージクラブ」のログインによる会員登録が必要ですが、キャリーバッグやビジネスバッグ、時計といったANAオリジナルデザインの商品も購入できますし、グルメ、お酒、家電など品ぞろえも豊富なので、「マイルが貯まったらこんなものを買ってみようかな」と思いを巡らせながらサイトを見るのも楽しいものです。

旅行以外にオススメのマイルの使い方は?
マイルを無駄なくキッチリ使いたい方もいれば、ある程度マイルが貯まるまで待ってちょっとリッチに楽しみたいという方もいるでしょう。

リッチに楽しみたい方には、別の記事で紹介している高級ホテルチェーンでの宿泊や、ホテルレストランでのお食事クーポンなどがおすすめです。ホテルでの宿泊や飲食に使う場合は、個々のホテルにより異なるものの、目安としては20,000マイル以上となります。

また、時期により募集がある場合には、ANAが主催する会員限定イベントなどもおすすめです。なかでも、機内食の試食会や、機体工場見学会などは、応募者抽選になるほどの人気です。

対象者が限定されている(例えば、「小学生のお子さま同伴」や「ANAカード(クレジット機能付き)保持者限定」など)場合もありますが、なかなか見られないANAの別の姿を見られるというのは、ワクワクすること間違いなしです。チャンスがあれば、試しに申し込んでみてはいかがでしょうか。

意外なマイルの交換方法としては、「マイルで寄付」もあります。「特典」とは厳密にはいえませんが、現金を支払わなくても社会貢献できるこの制度、マイルの交換期限がせまっているときなどにぜひ活用してみてください。

 

Photo credit: InSapphoWeTrust via Foter.com / CC BY-SA