プレミアムクラスについて詳しく知ろう!
ANA国内線「プレミアムクラス運賃」は、空の旅をグレードアップして楽しめるサービスです。
その主なものには、

  • ラウンジサービス
  • プレミアムクラス専用カウンターでのチェックイン
  • 手荷物重量の優遇
  • 搭乗優先案内
  • 到着後手荷物の優先引き渡し
  • 普通席よりも幅が広い座席
  • 食事または軽食の無料サービス

などがあります。

上記の他にも、新千歳空港、羽田空港第2旅客ターミナルビル、伊丹空港、福岡空港第2、第3ターミナルから出発する場合は、プレミアムクラス専用保安検査場の利用ができるなどの特典もあります。

食事は運行便の出発時間を基準として「朝食」「昼食」「軽食」「夕食」の4種類に分かれており、「Premium GOZEN」と呼ばれる軽食以外の食事は、ANA機内のみのオリジナルメニューや、有名料理店とコラボした料理などが提供されることもあります。

座席に関しては、普通席より幅が広いという特徴のほか、より高音質を楽しめるヘッドホンが使え、毛布と国際線ビジネスクラスと共通のスリッパが備え付けになっています。また、希望により、枕、アイマスク、耳栓、マウスウォッシュの利用もできます。

機内でも仕事をしたいという人にも、プレミアムクラスは使い勝手のよい座席です。機材によって異なるものの、パーソナルライト、パソコン電源、USB充電ポートが座席についています。

できるだけゆったりと過ごしたい人には、ラウンジサービスや幅が広くフットレストの付いた座席、食事のサービスが充実している点が魅力です。

また、できるだけ時間を有効に使いたいという人には、優先搭乗案内や手荷物の優先引き渡しなどのサービスが適しているでしょう。

これだけのサービスがついているので、普通席よりも運賃は高額になります。ただし、ひと口に「プレミアムクラス」といっても、利用する区間、利用する時季、チケットの購入時期などによって運賃はそれぞれ異なります。

利用する便のプレミアムクラス運賃や、出発日以外の空席状況などは、ANA公式ページ(https://www.ana.co.jp/serviceinfo/domestic/inflight/guide/premiumclass/seat/)でぜひ検索してみてください。

プレミアムクラスに興味はあるけど、すでに便を予約済み。そんな時の裏ワザ!
ANA国内線のプレミアムクラスの内容やメリットをこれまでざっと紹介してきましたが、興味がわいてきましたか。どうでしょうか?

「興味はあるけど、旅行にもうすぐ出るところ。もう普通席を予約しちゃったよ」という方もいるかもしれませんね。でも諦めるのはまだ早いです。

実は、搭乗する便のプレミアムクラスに空席があれば、当日普通席からアップグレードして利用することができるのです!

この場合の料金は、一律9,000円(税込み)です。旅割や特割、ビジネスきっぷ、株主優待割引運賃など各種割引運賃で予約している場合も、9,000円プラスすることでプレミアムクラスが利用できるので、ANAマイルを積極的に貯めていきたいという人には、とてもおトクなシステムと言えます。

この場合、積算されるマイル数は予約済みの運賃に対するマイル数にプラス50%の割合で加算されます。(区間基本マイルが自動的に適用されるわけではないことに注意してください。)

おトク感満載の当日アップグレードですが、デメリットが1つあります。利用するプレミアムクラスに空席がないと利用できないので、利用できるかどうかは運に左右される面が大きいということです。

特に年末年始、大型連休、お盆期間中などは発売して数日で、プレミアムクラス・普通席に関わらず全部満席ということも多くあります。また、午前中の羽田空港到着便、羽田空港からの最終便といった、比較的ビジネス需要の多い便もプレミアムクラスの空席が少なく、当日の空席待ちは難しい傾向にあります。

また、「デメリット」とまでは言い切れませんが、比較的近距離の便を利用した場合には、9,000円の利用金額に対して積算されるマイルのコストパフォーマンスが下がってしまうということに、気を付けた方が良いでしょう。

利用金額は一定ですが、先ほども述べたように、予約済みの普通席に対する運賃区分に対して50%しか加算されないからです。

まとめ
ANA国内線プレミアムクラスについて、裏ワザも合わせて紹介しました。とくにサービスの受けられる時間の長い長距離の便を利用予定の人や、確実に利用したい人は、プレミアム運賃やプレミアム特割などを使って事前に予約したほうがいいでしょう。

また、予算が限られている人や、「どんなものかちょっと試してみたい」という人は、当日アップグレードの空席待ちに望みをかけてみる、というのがオススメです。

Photo credit: 馬公哥 via Foter.com / CC BY-ND